社長ブログ

新築でも寒い?

戸田市のA様は、うちの現場のすぐ近くの建売り住宅を購入されたばかりでした。

お話しをお伺いすると、「色々と土地を探し、注文住宅も考えたが、予算、その他の面でその家に決めた」とのことでした。

「高気密・高断熱」に非常に興味を示されましたので、「スーパーウォール工法」の説明を1時間程させていただきました。

帰りしな、「なんてこの家は暖かいんだ、うちと全然違う」と言われてました。

先日、そのA様からお電話があり、「家がどうしても寒くて仕方がない。できれば点検(原因を探る)をしてもらえないか?」とのことでした。

(「その家を売った不動産屋さんは、何をしているのだろう!」と思いましたが、)わたしは了解し、うちの大工と共にお伺いしてきました。

床下にもぐり(残念ながら、点検口がなく、天井裏には入れませんでした)、図面をチェックさせていただきました。

①床下の断熱材は30mmのスタイロフォームがきちっと入れられており、問題ありません。②図面上は、壁及び天井に75mmのグラスウール又はロックウールが入れられていることになっているのですが、確認できませんでした。③外部開口部(アルミサッシ)には、LIXILのデュオPGが使われており、問題ないのですが、ただ開口部の量が多いです。④第3種の計画換気システムが入れられていますが、気密性に裏付けがないので、過換気になっている恐れがあります。⑤壁及び天井の断熱材を入れ替えるのには、膨大な費用が掛ってしまうので、多すぎる開口部にインプラス(内窓)を使うことをお勧めしました。

以上のようなご説明をさせていただきました。

A様からは、「リビングから続く和室の床をフローリングにし、間仕切りを広げて一体の広いリビングにしたいと思っており、提案してもらったインプラスの件も前向きに考えたい」とのお話しをいただきました。

最後にA様より、「家は住んでみないとわからないよな~」とのお話しを聞いて、改めて、『お客様に、より断熱性、気密性の大切さをご理解をしていただき、ご納得のいく家造りをしなくてはいけないな~』と思いました。