『家づくり』アカデミー・「本当に良い家」とは

HEAT20(ヒート20)とは?

HEAT20とは、「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」のことで、HEAT20は屋根や外壁、床、窓などの「外皮」と呼ばれる部位について、断熱、遮熱などといった性能の評価基準を設定しています

 

 

HEAT20が設定する外皮性能基準はG1とG2とG3の3段階がありまして、G3の方がより高性能な外皮となります

 

 

最下段の数値は「省エネ基準H28」を表したもので、HEAT20のほうがより快適で、省エネルギーな住宅を実現できることがわかります

HEAT20で家を建てるメリットとは?

この基準を知っておくメリットは、マイホームにどのくらいの断熱性能や省エネ性能を持たせたいかを明確にして、建築業者とスムーズなやり取りができるという点にあります

でも、それだけではありません

2018年12月に世界保健機関「WHO」が、住宅と健康に関するガイドラインを発行しましたが、その中で室内の温度環境と健康について下記の通り推奨しています

 

 

この中の「室内の寒さと断熱」という項目で、「冬季の最低室温は18℃以上」という表記があります

HEAT20のG2にあたる断熱性能を備えた家なら、軽く暖房を入れるだけでWHO基準の18℃に保てるので、HEAT20基準の家なら、健康的な毎日を送ることができると思います

さらに、暖房を入れなくても
「最低の体感温度がおおむね15℃」なので、万が一、災害などで停電になってしまった場合でも
真冬の寒さから守られ、安心して過ごすことができます

HEAT20を基準にした高断熱住宅を建てれば、快適で安心な毎日を過ごせるうえ、光熱費も抑えることができます

さらに、WHO基準の室内温度環境を簡単に実現できるうえ、万が一の場合でも安心です

弊社も、HEAT20のG2レベルを標準仕様としており(G3が最高なのですが、コストバランスも考えて、現在、G2を標準仕様とさせていただいております)、1棟でも多く、『お客様にも地球環境にも優しい住宅』を設計・施工させていただいております
ただし、お客様のご要望よる特別な間取りや、大開口により叶わない場合もあります