「長期優良化リフォーム事業」の受付開始　　インスペクションが要件に

国土交通省は4月18日から、2024年度「長期優良住宅化リフォーム推進事業」の受付募集を開始しました
事業者登録と事前採択タイプの提案を受け付けており、同事業では、戸建住宅や共同住宅のリフォーム工事を対象に、既存住宅の性能向上や子育てしやすい環境などの整備に資する優良なリフォームを支援します

要件は、▽1つの階の床面積（階段部分を除く）が40㎡以上で、延べ面積が55㎡以上であること▽「住宅の性能基準に適合させるための工事」「三世代同居対応改修工事および子育て世帯向け改修工事」「防災性・レジリエンス性向上改修工事」のいずれかであること▽インスペクションを実施し、維持保全計画・履歴を作成すること▽工事後に耐震性と劣化対策、省エネルギー性が確保されていることなどです

主な要件

事業タイプは、①認定長期優良住宅型：長期優良住宅（増改築）認定取得基準、②評価基準型：認定基準には満たないが一定の性能を確保、③提案型：高度な先導性・汎用性・独自性の提案―の3種類です

補助対象費用は、▽性能向上リフォーム工事に要する費用▽子育て世帯向け改修工事に要する費用▽インスペクション、維持保全計画・履歴作成に要する費用で、補助率は補助対象費用の3分の1。補助限度額は1戸につき80万円となります

長期優良住宅認定を取得する場合は160万円、若者・子育て世帯または既存住宅を購入して実施する場合、三世代同居改修工事を併せて行う場合については、1戸につき50万円が加算されます

受付期間は、通年申請タイプの事業者登録が11月29日までで、事前採択タイプの「安心R住宅」「提案型」の提案が5月31日まで、交付申請の受付期間は5月中旬から12月23日までとなります

ご興味のある方はご相談ください