社長ブログ
「ママが笑顔になる家」のつくり方
先日、
【「ママが笑顔になる家」のつくり方】
という設計セミナーを受講してきました。
『働くママも笑顔になる工夫』というテーマで、
◆家事に関するコト、
◆子育てに関するコト、
◆健康に関するコト、
◆収入や家計に関するコト、
◆家族関係に関するコト
という切り口で学びました。
「家事に関するコト」としては、
・共稼ぎ世帯が専業主婦世帯を上回り、
その差はさらに開く傾向のため、
働くママが笑顔になるためには、
家事にかかる時間をいかに短く、
そして楽に楽しくすることがポイント!
もはやキッチンは主婦の城ではなく家族共有の空間。
家族の家事参加は共稼ぎ家族では特に多い
!家事時間を家族みんなで楽しむ!
では、家事参加しやすいキッチンとは?
例えば、ダブルアクセスキッチン
(キッチンの左右から通り抜けできる)
・夜洗濯は、共稼ぎ世帯では8割が実施!
夜洗濯の一般化に伴ない屋内干しも一般化。
屋内の湿気やにおいを嫌っているが、
やむなく屋内に干しているケースが多い。
では、洗濯しやすいスペースとは?
「洗う」⇒「干す」⇒「たたむ」⇒「しまう」
という4工程を一度整理してみる。
「たたむ」をどこで行うかがポイント!
最小限の移動で済ますことができることがポイント!
※2階にあるとよい場合が多い
「子育てに関するコト」としては、
・住宅購入の目的が“子供のため”という理由が
共稼ぎ家族においても今だ多い。
子供部屋の広さは?
6畳大のスペースは不要⇒子供部屋は3畳程度でも十分。
(子供部屋は勉強をし、休むところ!!)
家は子育ての役割を終えると同時に、
夫婦が老後を過ごす空間となる。
(夫婦それぞれのスペースを持つことが可能。)
いい子に育つ子供部屋の条件とは?
①子供部屋と玄関を結ぶ動線上に、ダイニングやリビングがあること。
②スペースは3畳大程度でも・・・⇒勉強机とベット(または布団)が置ければ。
③日当たりの良さは必要以上に求めない。※むしろ暗いくらいのほうが・・・
④親の目が常に届く位置にあり、少なくとも気配が感じられる配慮を。
⑤社会との接点を設ける。“窓”(窓は、地域社会と子供を結ぶ接点となる!)
「健康に関するコト」としては、
空気は自らは動かないので、きちんとした換気を行ない、
VOC(揮発性有機化合物)等を考慮して仕様選定することが大切!
窓を開けて住宅も深呼吸!!(「換気」が住宅の呼吸とすれば、「通風は」深呼吸。)
人口照明の弊害を考慮する。
(本来就寝する時間に強い蛍光灯の光を浴びることで、体内時計が狂ってくる。)
「セロトニン神経」を活性化させる。
セロトニン神経を活性化させる最適な日光浴時間の目安は、
20~30分、色温度は2500K(簡単にいうと、朝日を浴びること。)
「騒音」を緩和すること。
「収入や家計に関するコト」としては、
・予算に見合った住宅を提案・実現することが重要!!
では、どのような住宅を提案・実現していくのか?
維持管理費用が少ない住宅。
窓から逃げてしまう熱が、家全体の48%と圧倒的に多いため、窓計画提案が重要。
(窓の向き、大きさ、エコガラス、庇等。)
各種補助金の積極的活用。
(事前に、国や地方自治体に補助の内容や手続きを確認すること。)
先程、窓計画提案の話の中で、「庇」という言葉が出てきましたが、
『庇の効用』という、わたしも初めて知ったデータがありますので、お見せします!
「家族関係に関するコト」としては、
・現代の住宅や人間関係に合った、
コミュニケーションの空間・手段が求められている!
では、どのようなコミュニケーションの空間・手段があるのか?
例えば、
「リビング階段」、「オープンキッチン」、「みんなの本棚」、
「吹き抜け」、「メッセージボード」。
家族が共通で使うものをリビングやダイニングに配置することで、
通り過ぎてゆく家族の足を止まらせる。
これから求められる住宅とは?
ある時点だけに限定した空間構成ではなく、
「家族のタイムテーブル」等に基づき、家族の変化に柔軟に対応できる住宅。
以上、ひたすら文章になってしまいましたが、参考にして下さい。