社長ブログ
住まいの湿気と健康Ⅱ
屋内で発生する湿気
住宅内で発生する湿度はたくさんあります。炊事や石油、ガスなどの直接暖房によるもの、人体から
出るもの、洗濯物などから出るもの、洗顔・入浴から出るものなど。これらの水蒸気は、換気や窓ガラ
スなどで冷やされ凝縮し水流となって落ちます。また一部は壁や天井、床面から壁内、床下、小屋裏へ
と入り込みます。そこで露点温度以下になれば結露(内部結露)し、湿気となって外気に放出されま
す。
湿度が壁や床、天井などを透湿する場合には、水蒸気圧の高い側から低い側へと移動するからで、壁
内や床下へ透湿するのはこれらの水蒸気圧が室内側の水蒸気圧よりも低いからです。このように室内の
水蒸気量を内壁材や天井材が透湿して、室内の湿度を自然に調整(適湿化)することがもっとも自然な
室内環境をつくることになります。