『家づくり』アカデミー・「家づくりにおいて⼤切なこと」とは
木を選ぶ
一般的に木造住宅建設に於いて、「木を選ぶ」とは、良い木材を選ぶとか、安い木材を選ぶとかと思われる方が多いと思いますが、私達が考える「木を選ぶ」とは、『木材を適材適所に使用する』ことを意味します
例えば、住宅の構造材である「柱や梁」に何を使うかと考えた場合、無垢材という選択肢もあると思いますが、私達は、強度があり、年月が経っても痩せたり、反ったり、捻れたりし難い、一般的にホワイトウッドとか、レッドウッドと呼ばれる『集成材』をお勧めします
そうする事により、新築時にしっかりと確保した気密性能を下げる事なく、将来的にもしっかりとした「断熱性能を発揮する」事が出来(柱や梁が痩せたり、反ったり、捻れてしまうと、断熱材との間に隙間を発生させてしまい、気密性能を下げてしまう事により、熱を損失させてしまいます)、そして強度もあるので、より「耐震性能を上げる」事が出来ます
ただし、構造的に期待しなくても良い、「化粧柱や化粧梁」には、味わいのある『無垢材』をお勧めします
また、住宅に多く使われる木材として床材がありますが、床材は表面に塩ビシートを貼った建材フローリングではなく、傷に強く、簡単にリペアも出来、経年変化が味わいとなる、『無垢の床材』をお勧めします
木造住宅に於いては、『価格』と『価値』のバランスを考慮して、【木を適材適所に使用する】事が非常に大切となります