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とある夜更けの工務店

魔王「勇者古賀よ!貴様が選べる選択肢は2つに1つだ。封筒の宛名書きをパソコンで印刷するか、事務のお姉様方に書いてもらうかどちらか選んでもらおうか!!」

 

 

勇者古賀「なん・・・だと・・・」

 

 

 

魔王「貴様の字は汚すぎて見るに堪えない。貴様は通用すると思っていたのだろうが、お客様用の封筒をその字で書くなど笑止千万!! 愚の骨頂である!」

 

 

 

勇者古賀「そんな・・・」

 

 

 

マスコット的なキャラ「ダメだ・・・プリンタ出力が上手くいかなくて封筒の印刷ができないよ!!」

 

 

 

魔王「フハハハハハハハハ 選択肢はもう無いようだな。」

 

 

 

勇者古賀「・・・僕はどうすればいいんだ!? 一体・・・一体どうすれば・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・が・・し・か

 

・・・が・・しいか

 

 

 

魔王「誰だ!?」

 

 

 

・・・が欲しいか?

 

 

勇者古賀「何だ?何の声だ?」

 

 

 

 

 

・・・力が欲しいか?

 

 

 

 

・・・力が欲しいかと聞いている。

 

 

 

 

勇者古賀「僕は・・・僕は力が欲しい!!、綺麗な字書ける力を!せめてみんなにツッコまれないくらいの字が書きたい!!」

 

 

 

 

・・・よかろう。ならばくれてやろう!これが新しい力だ!!

 

 

 

 

勇者古賀「これは?」

 

 

 

 

・・・これを封筒に入れて使ってみろ・・・

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勇者古賀「これなら・・・これなら僕にだってまともな字が書ける!

   

     よし!やってやるぞーー!」

 

 

 

 

 

ナレーション「こうして勇者古賀は、人のぬくもりと引き換えに力を手に入れたのであった。

 

       大切なものと引き換えであったことに彼はまだ気付いていない・・・」